2007年12月12日水曜日

The Book


ジョジョの奇妙な冒険のノベライズ本を読みました。
人気参加 乙一さんが書いているので、
さくさく読めます。
ただ、結末はちょっと少年誌的ではなく、不満でした。

2007年11月20日火曜日

ユリイカ 2007年11月臨時増刊号


ユリイカのジョジョ特集本を読みました。

表紙の絵が綺麗だったので、ついつい買ってしまいました。

とことん好きになれば、一つの漫画でここまで多種多様な
解釈ができるのだと感心しました。
何事もとことん好き詰めて、細部まで楽しむことは
とても重要なことだと気付きました。

2007年11月10日土曜日

マイ・フーリッシュ・ハート


キースジャレットの最新CDです。
かなり良いです。
3人の一体感を感じます。
ピアノトリオ最高峰ではないでしょうか。

SAMURAI佐藤可士和のつくり方


佐藤可士和の奥さんが書いた本です。
当たり前のことがおろそかになりがちなクリエイター(建築家含む)は、必読本ではないでしょうか。
どんなにすばらしい建築を作っても、一般常識や社会人としての最低限のルールを守れないようでは、広く一般に受け入れられる人にはなれないということを改めて教えられました。
日ごろ、よいものを作るためには遅れたって構わないというような感覚を持っていてはいけません。
佐藤悦子さんがもっとも優れている点は、時間の管理能力の高さではないかと思います。相手の能力を正確に把握し、クオリティが下がらない量の仕事を割り振る。デザインの時間を確保するために、雑務をいかに効率よく行うかなどなど。見習うべきところは多々あります。
僕もこんな風に管理されたいです。

2007年10月26日金曜日

生物と無生物のあいだ



「生物と無生物のあいだ」を読みました。

哲学的なことを期待して読み始めたのですが、

とても科学の話でした。

でも、偉人の話を交えながらストーリがある展開は、

とても読みやすい科学の本です。

以下、建築のコンセプトに応用できそうな部分の抜粋です。

「生命とは、自己複製を行うシステムである。との定義が生まれる。そしてこのことは、DNAがもつ美しい2重ラセン構造に明確に担保されている。構造がその機能を体現する。」
「貝殻の美しさは、生命がもたらした動的な秩序がもたらす美である。」
「生命現象が原始に対して圧倒的に大きいのは、原子が統計的な振る舞いを行うためであり、平均から外れた原子の振る舞いに左右されないためである。」
「それは決してランダムな試行と環境によるセレクションによるものでなく、そのような淘汰作用よりも下位の次元であらかじめ決定されていることなのである。ランダムなのはむしろそのときの原子や分子のふるまいであり、その中からいかに秩序が抽出しうるかが問題となる。そのための大前提として、いみじくもシュレーディンガーが看破したように、原子に対して生物は圧倒的に大きい存在である必要があるのだ。」
「肉体というものについて、私たちは自らの感覚として、外界と隔たれてた個別としての実体があるように感じている。しかし、分子のレベルではその実感はまったく担保されていない。私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかない。しかも、高速で入れ替わっている。この流れ自体が「生きている」ということであり、常に分子を外部から与えないと、出て行く分子との収支が合わなくある。」
「エントロピー増大の法則に抗う唯一の方法は、システムの耐久性と構造を強化することではなく、むしろその仕組み自体を流れの中に置くことなのである。つまり流れこそが、生命の内部に必然的に発生するエントロピーを排出する機能を担っていることになるのだ。」
「生命は、その内部に張り巡らされたかたちの相補性によって支えられており、その相補性によって、絶え間のない流れの中で動的な平衡状態を保ちえているのである。」
「ある場所とあるタイミングで作り出されるはずのピースが一種類、出現しなければそのような自体がおこるだろうか。動的な平衡状態は、その欠落をできるだけ埋めるように平衡点を移動し、調節を行うとするだろう。そのような緩衝能が、動的平衡というシステムの本質だからである。」
「機械には時間がない。原理的にはどの部分からでもつくることができ、完成した後からでも部品を抜き取ったり、交換することができる。そこには二度とやり直すことのできない一回性というものがない。機械の内部には、折りたたまれて開くことのできない時間というものがない。生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度折りたたんだら二度と解くことができないものとして生物はある。」
以上が感銘を受けた部分です。
特に太字部分は、建築に当てはめることができれば、面白そうです。
隈さんの弱い建築だったりするのかも知れませんが・・・。
それぞれの建築の流れを見定め、その流れの中におくことでエントロピーに逆らった建築というものを頭の片隅において設計してみたいと思います。

2007年10月24日水曜日

Complete Clapton

コンプリートクラプトンを購入しました。
なんといっても睡眠には向いてます。
特に2枚目は。懐かしいものです。

2007年10月19日金曜日

畳があぶないらしい

きっこの日記というブログあります。
10月19日の投稿に畳についての記述があります。
設計者として、安全な畳を使用するように
仕様書の内容の変更が必要です。

2007年9月25日火曜日

香椎駅

久しぶりに香椎駅を通過しました。
高校3年の時に、香椎駅で交際を申し込んだことを思い出しました。
高校時代では唯一の告白でした。
今から10数年まえのことです。

その当時、その子のことがとても好きでその子と喋れなくなるのが怖くて
ずっと告白できずにいました。
あるとき、共通の知人にその子の気持ちを聞かされ、やっと告白することができました。

結局、ちゃんと向き合えたのは、
卒業式から離れ離れになる1~2ヶ月くらいの間と遠距離で長電話している時だけでした。

今でもずっと気になっているのですが、
最後にその子、言った言葉が誤解されているのではないかと思っています。
「友達でもいいから、ずっと何かしら連絡を取っていたい」みたいなことを言いました。
ある意味で恋人ではなく、友達でいいともとれる発言です。
自分も若く素直に気持ちを伝えられず、かなり遠まわしな言い方でしたが、
もっと単純に「好きだから、ずーっと一緒にいて下さい」って言えば、
ちゃんと気持ちが伝わったのかも知れません。
遠い昔のことですけれども、誤解されて別れることになったのであれば、
我ながら馬鹿だなと思います。

もっとも誤解などなく、単純にふられたのかもしれませんけれども。

2007年9月24日月曜日

電車からの風景

夜の電車から外をみると、
マンションのリビングスペースが見えます。
覗きみたいでやらしいですが、とにかく見えます。

僕の私見ですが、
電車から見るマンションの一室でどうしようもなく、
ミスマッチなインテリアばかりです。
建築が悪いのか住む人にセンスがないのか分かりませんが、
雑然と家具が置かれ、蛍光灯がすみずみまで照らし、
幸せそうな雰囲気なんてちっとも感じません。

たぶん、建築が悪いのでしょう。
どんな人が住んでも様になる共同住宅のデザインとはいかなるものでしょうか。
ただかっこいいだけでは、誰が住むか分からない共同住宅を
裕福な空間にすることはできないでしょう。

これから考えるべきことがひとつ増えました。

2007年9月23日日曜日

芸術脳



芸術脳を読みました。
特に記憶に残ったことが二つ。
ひとつは、天野祐吉さんとの対談から
「批評というのは対象をけなすことじゃなくて、基本的に対象をほめる行為だと思っているんです。ただ、ほめ方がどうその対象の本質につながっているかが問題だと思っている。作った人が「ここがいいでしょう」って得々している部分をほめたってしょうがない。そうじゃなくて、作り手が「えっ!おれってこんなことまで考えて作ってたっけ!」ってびっくりするような部分まで掘り下げてほめてあげなきゃ批評する意味がない」っていう部分と
二つ目は、
「創造的先送り協会っていうのが、アメリカに最近できたらしいんですよ。大抵の問題は先送りしていくうちに解決するんだから、それはつまりその大抵の問題はやらなくてもすむなんだって主張している人たちがでてきた」って部分です。
前者は、ものの見方についてとても示唆的で実践すべきことだと思いました。
作り手が気づいていない部分に気づくのはとても大変なことだけれども、
富に建築についてはそういう意識で見ることを心がけます。
後者は、そのまんまゆるい感じが好きです。

2007年9月13日木曜日

グッドデザイン賞

私が携わったプロジェクトがグッドデザイン賞の2時審査を通過しました。
とても苦労をしたプロジェクトだったので、かなり誇らしいことです。

サウスバウンド


奥田 英朗さんの小説です。
正しい個人主義の理想形を垣間見た気がします。
個人が自分の考えを持ち、
無欲でいれば、
国や法律は、いらないような気にさせてくれます。
しかし、無責任に理想を語るのではなく、
でも、人口が増えて人が集まるとそうはいかなくなることも
最後に為政者側が勝つことで
現代の社会を批判しながらも見つめなおしています。
どうすれば、南の島のようなみなが助け合い、
仲良く暮らす社会が作れるのでしょうか。
この本を読んで、僕も南の島での暮らしに憧れを持ちました。
人の温かさを感じで暮らすことはとても幸せなことだと思います。

2007年9月4日火曜日

アサッテの人

今年上半期の芥川賞受賞作です。
アサッテについてのお話です。
アサッテとは、まさにアサッテです。
小説の中の作者が小説について解説しながら、
その小説が進んでいきます。
小説の中の作者のおじの
アサッテ的な言動についての小説です。
人は誰でもアサッテ的な行動をとるものだと思っています。
少なくとも自分は誰も見ていないときに
確かにアサッテ的行動をとります。

小説をかなり長い時間で分断して読んだので、
深いところは分からずじまいでした。

2007年9月3日月曜日

山中千尋


山中千尋の新譜を購入しました。

今はなき、福岡のブルーノートに彼女のライブを見に行ったことがあります。

小柄な体格なのに、力強い演奏でした。

エヴァンゲリオン新劇場版

エヴァンゲリオン新劇場版を見ました。
テレビ放映時の前半部分の総集編、
もっと直接的に分かりやすくストーリーに変更されているように感じました。
もう10年も昔のアニメにも関わらず、老若男女が映画館を埋め尽くしていました。

2007年7月31日火曜日

Life is beautiful: 日本語とオブジェクト指向

Life is beautiful: 日本語とオブジェクト指向

日本語とオブジェクト指向に関するなるほどなお話しです。
ちょっと面白かったです。

2007年7月27日金曜日

さらにさらにさらに新譜

メデスキ&マーティン、ウッド+ジョンスコのアルバムです。
メデスキは、ライブにもいきましたが、最強のjamバンドです。
アルバムもjamバンド好きにはたまりません。
ハモンドオルガンの響きが気持ちよいです。

さらにさらに新譜

クーラシェーカーの新譜です。
再結成でなつかしのサイケデリック前回の音源を聞かせてくれます。
ビートルズの影響かこの手の音楽を好みます。

さらに新譜


ヴェルベットリボルバーの新譜です。
前作よりかなり良いです。
今はかなり少なくなりましたが、
ハードロック感がものすごいです。
すてきです。

new CD



CD購入しました。
ケミカルブラザーズの新を購入しました。
ケミカルブラザーズは大学の課題の影響でライブに行きそびれた曰く尽きです。
キャッチーでとてもよいです。
基本ロックの僕ですが、好きなです。

2007年7月18日水曜日

ITmedia +D LifeStyle:「機能」でなく「音」で選ぶプレーヤーソフトのスス�

ITmedia +D LifeStyle:「機能」でなく「音」で選ぶプレーヤーソフトのスス�
プレーヤーソフトで音質が違うとは、しかもitunesは評価が低めです。
macメインの状況ではどうしようもないですが、ショックです。

2007年7月12日木曜日

フューチャリスト宣言


「フューチャリスト宣言」を読破です。
インターネットの可能性をかなり楽観的にとらえて書いてある本です。
できる2人の対談であるため、できる人視点ですので、僕みたいな凡人が読むとあまり楽観視できないように思います。
このまま個人戦が拡大していくと、格差はもっと大きくなっていきそうな予感がしました。
向上心がある人にとっては、望ましいツールであるインターネットですが、果たして人類を豊かにするためのツールになり得るかは分からないのかも知れません。
もっと画期的な使い方があると期待しています。

2007年7月10日火曜日

映画「図鑑に載ってない虫」公式サイト

映画「図鑑に載ってない虫」公式サイト
三木聡の新作映画です。
岩松了とふせえりが出演しています。
見たいです。

2007年7月7日土曜日

がんとどう向き合うか


最近、富に忙しくブログを更新する余裕すらありません。そんな中、「癌」についての本を読みました。前回読んだ本と通ず部分が多々あります。身近で起こったことから最近、自分の死についてよく考えます。
事故もなくこのまま生きていけば、おそらくは癌になるのだろうと思います。癌とはそれくらい日常的な病気でほとんど老化と同意なのではないかと思います。それでも、癌にはなりなくないし、まだ死にたくもありません。自分が死ぬことについて強く意識することもできないです。ただひたすらに恐怖を覚えるのみです。30歳とはその程度で死生観では駄目なのかもしれませんが・・・。とりあえず、タバコはやめました。死ぬのが怖いのもありますが、折角の命を自分自身わかっていながら縮めるのは、親や周りの人に申し訳ない気持ちになりました。
今はまだ、僕の中で成熟していない死生観を早く見つける必要を感じます。

2007年5月30日水曜日

がんのウソと真実 医者が言いたくて、言えなかったこと

最近、がんという病気を身近に感じ、「がんのウソと真実」という本を読みました。一昔前に比べると、がんの治癒率は上昇し、5年後の予後は50パーセント程度まで上がっているのだそうです。それでも、がんを告知されるということは、近い将来に死が近づいているということには変わりないのではないのだと思います。とりあえずは、直っても一度がんになったということは、いづれ再発する可能性が高いということだからです。
基本的には、末期がんや高度進行がんを告知された場合にどのようにして余命を過ごすべきかについて書かれていました。ある意味で死を宣告された時にどのようにして死を受け入れ、余生を過ごすかは大きな問題です。かなり多くの人ががんで亡くなっていることを考えると人事ではないのです。死期が近づいた時に、何か1つでも自分がやりたかったことを成し遂げていれば、死に対する許容力は上がるのかもしれません。
しかし、若くしてガンになるということは、周りの人に少なからず悲しい思いをさせてしまします。いくら自分は自分の人生にくいがなくても周りの人は心配し、悲しむのです。
僕は親しい人に心配を掛けたり、悲しい思いをさせたくないので、とりあえず、タバコをやめてみました。自分にできる範囲で健康には気をつける必要があります。そうすれば、後は死ぬまでにやるべきことをやるだけです。

新譜購入

この3ヶ月の間に3枚CDを購入しました。
まず、1枚は、アークティックモンキーの新譜です。

アークティックモンキーのセカンドアルバムです。ファーストアルバムが売れて、セカンドで転ける例は、
多々ありますが、この人達は、そんなことはなく、良いアルバムでした。前回のテーストをそのままにクオリティーが上がった感じです。









An Introduction To The New Mastersounds
です。
jazz fank系のアルバムです。
THE NEW MASTERSOUNDSというバンドのベスト盤です。彼らのCDを買いに行ったら、たまたまベスト盤が発売されていたので、初めての一枚としては最適かと思い、購入。
オルガンとギターが前面に出たファンキーなアルバムです。




MAROON 5の新譜です。
前作ほどのキャッチーさがないですけど、
聞きやすい曲が多いので、売れ線でしょう。

2007年5月29日火曜日

もうすぐ31才

6月1日で満31才を迎えます。
全然実感はないですが、どんどん年を取っていきます。
30代として、考えなければならないことを考えていきたいと思います。
何かに成るために、今何をしなければならないかをはっきりさせ、実行しなければ・・・。

2007年2月25日日曜日

ベストやねん

ウルフルズ「ベストやねん」を購入。
ベスト盤は嫌いといいながら、
奥田民生に続いてのベスト購入です。
やっぱりベストは便利です。

ひとり日和

ひとり日和」を読みました。芥川賞くらいは、とりあえず読んでおこうと思い、ここ5年分くらいは読んでいます。今回の「ひとり日和」は、驚くほどに平凡な設定でした。人との関係をどのように持つことが自分にも相手にも良いのかということが主題なのだろうと思います。すごく共感を持てるところがありました。登場人物すべての人の心理描写がうまくて、それぞれの人に感情移入できる作品です。






出版社/著者からの内容紹介
人っていやね......人は去っていくからね。
20歳の知寿が居候することになったのは、 母の知り合いである71歳・吟子さん
の家。
駅のホームが見える小さな平屋で暮らし始めた私は、キオスクで働き、
恋をし、吟子さんとホースケさんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。
選考委員が絶賛した第136回芥川賞受賞作。

著者について
1983年、埼玉県出身。2005年「窓の灯」で第42回文藝賞を受賞し、デビュー。
2007年、『ひとり日和』で第131回芥川賞を受賞する。

2007年2月9日金曜日

Capture NX

NikonのCapture NXというソフトを購入しました。
一眼レフデジカメを購入したので、
写真のレタッチソフトも必要だろうと思いこみ、購入しました。
たぶん、あまり使わないだろうとは思います。
RAW形式という画像ファイルをいじれます。
何ができるか楽しみです。

激安パソコン

激安のパソコンショップを見つけました。
その名は、FRONTIER 山口県の会社だそうです。
評判はどうなのでしょうか?
問題なければ、購入を考えたくなる価格です。

2007年2月7日水曜日

インギ皇子とどこまでいっしょ?

おすすめサイトです。
果てしなくくだらない実験を多数掲載されています。
特に、ゲテモノ食いはすごい物があります。
それから、なぜかメンバーに美人さんが多いです。
お暇なときに見て下さい。

2007年2月2日金曜日

LACIE



lacie japanのポータブルハードディスクのご紹介です。
デザイナーが入っていて、素敵です。
しかし、その分お値段がします。
ハードディスクの購入を考えているのですが、
低価格+高性能と、高価だけれどもかっこいい で
悩んでいます。
左は、Neil Poultonデザインです。
オレンジ色の部分がゴムになっていて衝撃からデータを守ります。
右は、Karim Rashidデザインです。
ブルーが綺麗です。

2007年1月31日水曜日

九州国立博物館

「若沖と江戸絵画展」は、九州国立博物館での開催でした。
九州国立博物館には、2度目の来訪です。設計は、菊竹清訓さんです。
オープン当初に一度、行ったときは建築にあまり共感を持てませんでしたが、
今回は、内部のダイナミックさはなかなか良いかなと思いました。
波打つ屋根の下にキューブの箱(展示室)が入っている構成です。
外観は、波打っている屋根に違和感を今でも覚えますが、
屋根の動的な動きとキューブの対比、
地上階からエスカレータで上がっていくときの昂揚感は、
大きな屋根の下にもう街ができているイメージを実現しているように感じます









九州国立博物館の近くには、有馬さんの太宰府の住宅もあります。
僕がまだ、大学生の時に出来た住宅です。
真っ白い建物が斜面に沿って建っています。





建築の投稿があまりにも少ないので、今後は過去に訪れた建築の旅の記録を投稿します。

2007年1月29日月曜日

プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展

プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を九州国立博物館に見に行きました。
オフィシャルページは、ココ
オフィシャルブログは、ココ
伊藤若沖については、ココ
伊藤若沖は、素晴らしかったです。江戸の人なのに、全然古くないです。
技法などに拘らず、コンセプトが明快な作品でした。
鯉魚図群鶴図紫陽花と双鶏図鳥獣花木図屏風1に特に感銘を受けました。

鯉魚図は、構図がとても好きです。
構図的に実際にはあり得ないようなデフォルメをすることで、
躍動感が一層強く感じられます。素晴らしいです。

群鶴図は、白の透明感が綺麗でした。
白の濃淡で地の紙?布?のテクスチャーが絵の一部となって現れています。
絵と下地の関係に感服です。

紫陽花と双鶴図は、とにかく書き込みがすごいです。
キャンパス?全体に事細かに鶏と紫陽花が書かれています。
実際は、あり得ない鶏の形態らしいですが、これぞ鶏と感じます。

鳥獣花木屏風図は、約4万個の升目を描き、升目の色・濃度を変えて、
動物や植物を描いています。江戸時代にこんな絵を描いたことに驚きます。
よく見ると、所々に升目のルールを破る曲線が入っています。
ルールを破った曲線は、全体を壊すことはないのですが、
全体に動きを与えて、絵に深みを増してるのではないかと思います。

今後の自分の設計活動にも影響を与えてくれそうな
建築に置き換えることが出来そうなコンセプトを持った作品です。

2007年1月28日日曜日

大牟田の耳鼻咽喉科

矢作事務所物件の耳鼻咽喉科を見学に行きました。
1月10日に竣工しましたが、すぐ開業したため、初めて現地に訪れました。
自分の事務所の物件ですので、コメントはしません。あしからず。













2007年1月24日水曜日

時間はどこで生まれたのか

時間はどこで生まれたのか」を読了です。
著者、橋元純一郎さんは、物理の先生です。
詳しくは、氏のサイトを参照下さい。
著者の話が上手なのかすごく楽しく読むことが出来ました。
大まかなストーリーは、哲学的な時間の定義を現代科学の観点から定義し直そうとするものです。

哲学者マクタガードの思想から、時間をA系列、B系列、C系列と分類しています。A系列とは、主観的な過去から現在、未来へと流れる時間です。B系列とは、客観的な時間で、過去から現在を現した歴史年表のような時間です。C系列とは、ただ出来事の配列で過去や現在、未来などなくすべてが並列にある間隔です。

初めに相対性理論の時間概念についてですが、時間は実数空間で現し、空間は虚数空間で現す時空の中で現されています。光の速さを基準にして、光よりも遅い部分に関しては過去・現在・未来の流れが成立しているます。ここで大事なことは、光を絶対的な基準として、時空を考えると、他人と同じ時空を共有することが出来ないと言うことです。時空はミンコフスキー空間で現されます。ミンコフスキー空間とは、ユーグリット空間で現すことができない相対性理論の幾何学を、4次元の多様体として統合し記述した空間です。

次に量子論的な時間概念ですが、結論からいうと量子的なミクロの世界では時間は存在しません。ミクロの世界では、温度も色も存在しないのと同じように時間も実存しないそうです。不確定性理論から導かれてますが、直感的に分かりませんので、勉強が必要です。時間と空間が実存しないミクロの正解では、因果関係が存在しません。これを図で現すとファインマン図形になります。ミクロの世界の時間はC系列と言えます。繰り返し述べられていたことは、時間や温度などの物理量は、ミクロの世界では存在せず、マクロの物質で測定することで初めて表に現れて来るということです。

そんなわけで、時間はミクロの世界で生まれたのではなく、マクロの世界で生まれたという事が結論です。

しかし、A系列の主観的な時間系はどのように定義づけることができるのかという回答については、エントロピー増大の法則が関係しているそうです。エントロピー増大の法則とは、マクロの世界では、秩序のない方向に進んでいくという法則です。しかも、エントロピー増大の法則は、可逆的でないそうです。例えば、意志的で無ければ、机の上はどんどん散らかってきます。これは、エントロピーが増大しています。

長くなったので、後は自分で読んで下さい。

この本でなるほどと思ったことがいくつかあります。
一つは、時間や空間は共有できないという、相対性理論の時空間があるために、
住宅は一室空間になっているのではないかと、勝手に納得しました。
量子論では、ミクロの正解ではC系列の時間系であるという事実からは、
一昔前に流行ったスーパーフラットなすべてを並列に扱うようなプランは
この間隔から生まれたのではないかと勝手に納得しました。

量子論からは、ミクロの世界を住宅という最小限の建築に当てはめて、新しい発想がないかと思ってみたり。
エントロピーが小さい状態を秩序がある状態だとすると、建築が時間の流れに逆らって、エントロピーが小さい秩序的な物を想像していることだと思ってみたり。
逆にエントロピーの大きい無秩序な建築とは何だろうと思ってみたりしました。

かなり、面白く読めたのでお勧めです。

2007年1月22日月曜日

奥田民生のベスト

奥田民生のベスト「記念ライダー1号」「記念ライダー2号を購入しました。
ベストは、あまり好きではないのですが、昔のCDが倉庫の奥に眠ってしまっているため、
懐かしさから購入してしまいました。
2枚の選曲方法が、曲名が漢字が1号、曲名がカタカナ・英語が2号です。
これから考えても、アルバムに繋がりなんてないのだろうし、ベストに対するちょっとした皮肉にさえ感じます。

今は、ipodの普及により音楽を携帯することが可能ですが、昔はCDを持ち歩くなど面倒なでした。その点、ベスト盤は便利な存在です。たぶん、アーティストも儲かるだろうし・・・。

2007年1月18日木曜日

ウェブ人間論

ウェブ人間論を読みました。
ウェブが普及した現代人はどうなるでしょうかという問題についての梅田望夫さんと平野啓一郎さんとの対談です。

以下気になった部分を箇条書きにします。
1.現代のブログ文化によって、自分のアイデンティティを社会に向けて発信することが出来るようになった。
2.web上のコミュニティでは匿名で自分の顔を出さずに意見できることでリアル社会とは別のもう一つの自分を持つことができるようになり、ある種の二面性を持つようになるのではないか。この二面性を以て、一人のアイデンティティを形成するのではないか。
3.リアルな社会の中で意見できる場所が無くなり、EBが公的な場の役割を担うような社会になる。
4.匿名性によって、リアルには影響がない形でWeb上で意見ができることで、Web上での社会性が失われている。mixiは、顔は分からないが誰かを有る程度特定できるため社会性がある。

・・・みたいなことが対談されていました。

この流れが建築にどのような影響を与えるのでしょうか。建築はリアル世界でしか存在し得ない物理的なものです。Webの進化により、公共の場がリアルから奪われていくのであれば、建築はもっとパーソナルなものになり、webと役割分担すべきなのでしょうか。Webの進化に役割を奪われないような方向がよいのでしょうか。
webとリアルの共存する世界でのリアルの役割とは。その世界での建築とは。
より物質的な建築が良いのか。公共の場を含まない個人又は家族のみの閉じられた空間が良いのか。

2007年1月17日水曜日

デジタル一眼レフ購入


先日、デジタル一眼レフを購入しました。
nikon D50です。型落ちの展示品を購入したので、5万円での購入です。
フィルムカメラのレンズも使えるため、D40ではなくD50を購入しました。
僕は、カメラには詳しくないですが、nikonが好きです。
デジタル一眼レフについてはいろいろ勉強しましたので、
いづれウンチクを披露したいと思います。

2007年1月16日火曜日

JISの照度基準

照度の基準をJISが決めていることを知っていますか?
設計するときに、結構役に立ちます。
JISの照度基準表のサイトです。
設計のご参考にどうぞ。

2007年1月15日月曜日

青葉の家オープンハウス

オープンハウスに行って参りました。
久しぶりに他事務所の作品を見ることが出来、大変刺激的でした。
















住宅地での周囲との関係性について、考え抜かれた案との印象です。
密集した住宅地のため、外周には大きな開口部を設けず、ハイサイドライトライトを設け、室内に光を取り入れています。この特徴的なハイサイドライト部分を門型のRCの構造体組み込み、門型RCからキャンティで床を持ち出すような構成となっています。















夜には、ハイサイドライト部分から周囲に光が漏れて違った表情になります。
グランドレベルに面する開口部は、玄関のみとなっているため、防犯性もかなり高いです。
住宅密集地では重要な点だと思います。













































内部は空間は、リビングスペースを中心にRC門型構造により、ダイニング・キッチン、室2、トイレ浴室と仕切られています。仕切られてはいますが、建具も かなり大型のため、ほとんど一室空間的であり、ハイサイドライト部分の光を共有しているためかかなり一体感のある空間でした。


住宅密集地での住宅のあり方として必要な条件を、門型のRCフレーム4つとハイサイドライト、宙に浮いている床との組み合わせにより、バランスよく解決している建築でした。
内部にもRCフレームにより、一室空間に程よい距離感が生まれていました。

2007年1月13日土曜日

ブログの移動

旧bloggerから新bloggerへ移動しました。
過去の投稿は、随時追加していきます。

2007年1月8日月曜日

鉄コン筋クリート

映画「鉄コン筋クリート」をみました。
原作は、僕が高校生の時に、ビックコミックスピリッツで連載されていました。
内容は、原作そのままです。
松本大洋の不思議な世界をうまく映像化していました。
特に街の雰囲気はうまかったです。
不思議なパースのかかった極彩色の街は、
平面的な立面が何重にもレイヤーがひとつの街を形成しています。
なんとも言えない世界観でした。

2007年1月5日金曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。

年賀状代わりに・・・。
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