2006年7月16日日曜日

balance in design


Balance in desin」という本を読みました。
何かをデザインをする場合に、コンセプトなど抽象的な部分を練り上げ、
その後、表現する媒体でデザインをするのが一般的だと思います。
自分にも当てはまりますが、コンセプトは、与条件や時代背景などから考えます。
しかし、いざ形に落とし込む際のデザインのかっこよさが必要になります。
このかっこよさというものが厄介で、自分がかっこよいと思えばそれが一番良いという
自分の美意識に対する自信のみでは限界があるのではないかと思います。
そこで、今回この本を読みました。
前置きが長くなりましたが、内容は、黄金比を基本とするプロポーションにまつわる話です。
大学でも言葉と概念としては教育されましたが、役にたてることが出来ていませんでした。
ここでは、いろいろなデザインの事例を黄金比を使い説明してくれます。
そこで分かったことは、最終の形態では出てこない補助線の引き方が重要ではないかということです。
補助線を引く際に、理論的で幾何学的に美しいとされるプロポーションを用い、デザインを決めていく。
結局は、補助線の引き方にセンスは求められるのですが、
全体のバランスが崩れないようにする手段としては有効なようです。

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