2006年6月17日土曜日

オスカーニーマイヤー


オスカーニーマイヤーの自伝的ドキュメンタリーを見ました。
率直な感想は、この人は、本当に建築家かということです。
映画の印象では、政治家であり彫刻家のように感じます。

4年という短いスパンで一つの都市にある主要な建築物を設計したことは、想像できないくらいすごいことです。
ニーマイヤーの建物は、造形的で映像や写真では綺麗でシャープで完璧な建築に感じます。
こ のドキュメンタリーで、彼は自分の作品をスケッチを描きながら説明します。そのスケッチの線の強さは感動的でもあります。また、彼が建物を説明するときの スケールがとても大きいことも気になる点でした。スケッチを描くスケールから想像すると、彼の建築を考える際のスケールは、都市スケールであったり、森の スケールであったり、縮尺が何千分の1のスケールである気がしました。僕の建築を考える際のスケールの感覚とは、明らかに違うスケール感覚です。大きなス ケールで考えられた建築が、その空間を体験した人が気持ちいいと感じることができるのだろうか疑問に思いました。一度、行って見てみないことにはこの疑惑 の答えはでません。地球の反対側ですが、いつかブラジリアに行き、確認したいと思います。

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