2006年8月25日金曜日

「八月の路上に捨てる」


2006年上半期の芥川賞受賞作品「八月の路上に捨てる」を読了しました。
正直、内容に厚みを感じませんでしたが、文章力や描写能力が高いので、
スラスラと一気読みできるような作品です。
作品のテーマは、人間関係の難しさみたいなことなのではないかと思います。
お付き合いしている関係が最適な人とは、結婚してもうまくいかないし、友達関係でもない。人と人は、それぞれベストの関係というものがあり、その関係の時、始めてうまくいくのではないか。という事を問いかけらえます。
主人公と同僚の女性は、自動販売機の補充を行う道中に、離婚という過去を振り返るというスタイルの話です。読んでいて苦はないのですが、盛り上がりもないです。そんな小説です。

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